子育て支援ひろば 木のこんブログ

東山里山子育て支援ひろば「木のこん」の活動紹介

幼少期

「人の一生は5歳までで決まる」という箇所を読んで、びっくりされた方、うちの子はもう遅い、と思われた方、色々な方がいらっしゃると思います。

もちろん人はいくつになっても成長できますのでご安心ください。

遅すぎるということは全くありません。

色んな経験を積み、老年期になってから活躍される方もいらっしゃいます。

 

ただ、それだけ幼少期というのは大切な時期だということです。

幼少期に、〇〇ができたからいい子、言うことを聞くからいい子・・・というような条件付きではなく、ありのままの姿を無条件で受け入れられ愛され、やりたいことに挑戦させてもらえたり、この世は楽しい所、安心なところという感覚をもてることがとても大切なのです。

 

そして「教育」という言葉の「教える」ことが「育む」ことよりも多くなってはいけない。

「与える」教育が子どもの内側から「引き出す」教育よりも多くなってはいけない、ということです。

 

教えることが何でも悪い訳ではありません。例えば、挑戦し失敗した時、子どもが一人で解決するには難し過ぎる場合は、大人がヒントをあげることはとても有効です。

 

「挑戦」と「失敗」に関しても、年齢により意味合いが違ってきたりします。

まだ過去、現在、未来という概念が分からない年齢の子どもにはスモールステップで挑戦させてあげ、プチ成功体験をたくさんさせてあげると、子どもが自信をもつことができますよ^^

今日失敗したけど明日は成功するかも知れない、という予測をつけることが出来ない年齢の子どもには、失敗しても何らかの形で楽しい体験で終わらせてあげると良いかも知れませんね。

 

もちろん、木のこんは挑戦したい子だけのためにあるのではありません。

自然の中で心を癒したい親子、ただ自然にひたってみたい親子、ただ、今あるがままを楽しみたい親子、どんな親子のためにもある場所です。

 

先日、自然の中でたくさん遊んだあと、ピアノを無心に飽きもせず弾いていた一歳代のお子さんがいらっしゃいました。

ただ弾きたいように弾いているのですが、それがとても素敵に聴こえるのです。

こういう夢中で何かに没頭している状態を「フロー状態」といいますが、幼少期にフロー状態をたくさん体験させてあげることが大切です。

自然の中で思い切り遊んでフロー状態になるという体験が、幼少期には特に大切です。