子育て支援ひろば 木のこんブログ

東山里山子育て支援ひろば「木のこん」の活動紹介

放牧のすすめ

2男は1歳10か月から園に通っていましたが、

1年位たった頃、毎日激しく泣いていました。

理由も詳しくは言わないので、何でなのかわかりませんでした。

まだ小さかったので、上手く言葉に出来なかったのだと、後で知りました。

 

毎朝泣いて車から降りようとしない息子を引きずり降ろし

抱きかかえて行き、泣き叫ぶのに置いていくのは、

なんとも切ない日々でした。

 

園を辞めて1年位した頃

「おかあさん、カギしめた!」「お父さんも!先生も!」「イヤだった!!!」

防犯上・命を守る上などで、子供を部屋に送った後は、

部屋のカギ(大人しか届かない上にある)を閉めていました。

それがイヤだったと言うのです。(他にも色々・・・)

息子は檻に入れられた動物の様な気持ちだったみたいです・・・。

自由がない・・・。心の自由も・・・。という事の様でした。

大人にとっては、仕方ないと割り切れる事でも子供には大きな痛みの様でした。

家は農村なので、自由に裸足で💦好きに出たり入ったり。

実家の店は不特定多数の人が出たり入ったり。

もちろん、息子も自由。そんな中で育ってきたので・・・。

 

人の子供を大人数、預かっているので慎重になるのも仕方ありません。

(最近はクレーマー、実際に起きる凶悪事件・・・)

本当に大変と思います。

 

でも管理も過ぎると・・・💦

という事で、親子で過ごせる木のこんでは

そこら辺を大切にしたいです。

親が心配しすぎて管理しすぎると、子供はそのようにしか動かなくなります(心も)

子どもは本当に敏感で驚かされます!親や周りの環境が大です。

追いかけ過ぎず、少し間を置けるようになったり

信じてやらせてみたりをしながら

どんどん親も子も成長していくと実感しています。

 

汐見稔幸先生(テレビなどにもよく出演しています)が、

子育て支援フォーラムで講演した時に言っていました。

「放牧せよ!」と。

放牧は、完全な野生ではない、でも、完全な管理もしていない。

ある程度の安全と危険の中で自由に子供を放す!信じる。

昔はどこも地域でそうやって自然と子育てしていた。

(というか、昔の親は農作業などで忙しくて管理できなかった)

集落で大人のゆるやかな見守りがあったり、怒られたりして育った。

異年齢集団がありガキ大将がいて、自然と子供は育っていた。 

 

(参考までに、こんなブログもありました

 

私は3男もいるので、あまり構ってあげられません。

管理なんてサラサラ無理💦

「あれ!?そういえばいない。ま、いっか」なんて事もザラで💦

心配じゃないと言うと語弊がありますが、3男を信じれているのだと思ってます。

長男の時はもっと、信じれなかったかもです。

 

いつの間にか、わさかきさんと遊んでいたり、

他の親子と遊んでいたり、お世話になっていたり💦

一人でどこかに行っていて、一人で戻ってきたり!

そんな放牧3男は、1番大物で!?

手もかからず(かけてこなかった結果💦)

親子ともにイキイキです。

わさかきじいじが「長男は3男4男のつもりで育てる位じゃないと!」

名言だと感じます!その言葉長男が小さいときに聞きたかった・・・。

 

という事で、木のこん牧場でお待ちしております(^O^)/

ちなみに、1月3日はお休みです。

 

皆様、よいお年をお迎えください!

1月10日から、またお会いできるのを楽しみにしております(#^.^#)