子育て支援ひろば 木のこんブログ

東山里山子育て支援ひろば「木のこん」の活動紹介

震災から3年ですね

中越大震災から3年の時のお話。

全国の方にあの時は無我夢中できちんと

「ありがとうございました」が言えてなかった・・・。

やっと落ち着いてみたら、今言わないと!って気持ちが大きくなって

「4万人からのありがとうメッセージ」実行委員会が立ち上がり

小千谷市民のたくさんの「ありがとう」が集結し

それはそれは感動的なお話がいっぱいでした。

 震災から3年にして、やっと余裕が出て来たからこその事だったと感じます。

 

個人的な話としても、3年経ってやっと棚田が修復され、

お米が作れた喜びで感謝の気持ちでいっぱいでした。

その後の山や棚田の修復は続きましたが、でも大きな大きな節目でした。

 

でも、東日本の震災は3年たっても・・・。切ないです・・・。

 

先日、十日町市に「南ぬ風人まゃんバンド」ライブがあり行ってきました。

震災直後から何年経っても、小千谷にも慰問ライブに来てくれ

小千谷にも暖かい南(沖縄)の風を贈ってくれました。

今は、東北にライブに行っています。

募金を募って、被災地の親子を沖縄の自然であそばせたいと

わくわく疎開ツアーも何年も開催しています。

 

先日のライブで、疎開ツアーのお話を聴きました。

「洗濯物を震災後、外で干せなかった。久しぶりに(沖縄で)干せて嬉しい」

「今でも郡山市の公園には『1時間以上遊ばないでください』看板があります」

「子ども達はバスから降りると、すぐにその場の土で嬉しそうに遊び始めました。

もう少し先には海があるのに、すぐ目の前の小さな自然で充分満足して遊んでいました。

子ども達は遊びたいのです!子供が自由に遊べない環境・・・なんて酷い現実・・・」

 

子どもが外で遊びたい。時間を気にせず遊びたい。

当たり前の事が当たり前に出来ない日々・・・。

何の責任もない子供たちが犠牲になっている・・・。

胸が締め付けられます・・・。

 

大人は「物を大切にしなさい」「人を傷つけてはいけない」

等と躾として言いますよね。

私も言ってます。木のこんでも言ってます。

そしたら次男(5歳)が

「じゃあなんで、大人は今でも原発をやめれないの!?

原発は地球を壊すんでしょ!人も傷つけるんでしょ!」

絶句しました。返す言葉がありませんでした。

問われているのは大人ですね・・・。

子どもは何でもわかってますね。

 

親子で外で遊べる幸せ。当たり前の幸せ。

本当に本当にありがたい事。

自分達に出来る事をやっていくしかないです。

 一人一人の力は小さいけど、

でも動き出す勇気があれば、果てしなく大きいのも事実だと思います。

祈りを込めて。